2008年7月3日木曜日

金沢にクルーズの時代がくる!?

「フェリーで旅行へ」。金沢市民にとってはあまり馴染みがないフレーズだ。
だが、先月16日に、韓国・釜山と金沢を結ぶ国際フェリーが就航し、
日本海側では初となる国際定期フェリーが運営された。運行ダイヤは、
毎水曜金沢発、毎月曜釜山発。金沢からの往復だと翌週火曜日に
帰ってくることになるので、サラリーマンにとっては少々非現実的な
プランかもしれない。しかし、航空便と組み合わせれば、移動手段と旅費の
選択肢はグンと広がる。一方釜山側にとっては、火曜の朝に日本に到着して
翌日の午後まで滞在できるので、金沢観光にもってこいのスケジュールだ。
このフェリーは、国内で5つの航路を持つ「東日本フェリー」の海外展開と、
金沢港の盛り上げを切望する。「金沢港振興協会」のタッグによって実現。
「金沢港を選んだ理由は、都市の歴史が深く、一・モノが充実しているから。」と
東日本フェリー山谷理事が言うように、海外からさらに観光客を誘致したいという
思惑がそこにある。近年、韓国から石川への観光客は急増しているが、
「増えているから作ったのではなく、まず航路ありき」(金沢振興協会)で、
今後いかに有効活用していくかが課題となる。
何よりもクルーズには夢がある。団塊の世代にとって、豪華客船で行くゆったりと
した旅は、とびきり贅沢な楽しみとなるのではないだろうか。
「定年後はフェリーで旅行」が金沢の流行になるかもしれない。


0 件のコメント: